but listening

ウォークマンipodと音楽を持ち歩くスタイルは今では当然の事で、ぼくも両方使った事があるし、ipodは生活の必需品になっている。
しかし、音楽を持ち歩き、耳に蓋をしながら歩いている人は、外界とのあらゆる接点を放棄しているんじゃ無いかと思う。音楽で心は潤うかも知れないけど、人生をつまらなくする可能性も持っている。
音楽を聴きながら歩き、閉じられた世界で自分の欲しい情報だけを得ることは、出会うはずの無かった人と出会う事や気付くはずの事に気付く事を自ら切り捨てるのと同じことで、見えない所で損をしているんじゃないかとぼくは思う。
このように、歩きながら音楽を聴く事は、ある意味での引きこもりと言えるだろう。このようなスタイルを否定する訳では無いが、無意識に出会いを拒否しているかも知れない事を頭に入れておく事で少しは人生がよい方向に変わる事があればいいなと思う。