生きてるということ

最近ぼくは電車の中でとてもステキな人に出会う。
性別や年齢、出身はバラバラだけど、本当にステキな人達だ。
ボクにいろんな大事な事を教えてくれるんだ。
だけど、一度も話した事は無いし、どんな容姿をしているのかも知らない。
その人達が住む世界は本の中。
決められた時間しか与えられず、決められた人生を生きるんです。
ボクがどれだけ歳をとっても本の中の人は変わらない。
生きていて、生きていない。
生きてるってのは、存在していなくても成立しちゃう曖昧な事なんだ。
実際に誰かが一生を終えてしまい、近しい人達が悲しみに暮れていても、世界は回り続ける。
少し残酷で曖昧な現実