しきい

敷居のとこが居心地が良い。内にも入らないし外にも出ない中途半端なところ、誰かが扉を閉めたくてもそこに居られると閉じられないところ。
敷居に乗っかるのはダメだって弓道部の時に怒られたから絶対にまたぐようにしてる。
左進右退を徹底させられていたから未だに入るときは左足から、出るときは右足から、を意識してしまう。
だけど見方を変えれば「内」は「外」にとっての「外」だし「外」は「外」にとっての「内」だからどっちでもいいじゃないとも思う。
区別をつけることで頭の整理は付きやすいように思うけど、差別と言えばそういう風にも取れるわけで、どうしても偏見が付いて回ってしまうようにも思う。
僕個人としては何かを分けるのは好き嫌いとかもっとうまく理由を付けられないような、いつどちらに転んでもいいような分け方で十分だと思うんだけどな。
自発的にきっかけを摘むような事はもったいない。敷居をからだの中心においてバランスしよう。