2007-08-31 夏の終わる瞬間を見た気がした。 何日前だったか、それは忘れてしまったけれど 22時過ぎ、23時少し手前 慣れない地下鉄の出口から出た僕は 家の方向と思われる方向に歩いていた アスファルトに溜め込まれた熱は 暗くなってもまだ吐き出しきれてなくて 夏はまだまだ終わらない、そんな感じだったけど 僕の真上より少し先のほうで一匹のセミが鳴き止んだ と、同時に足元に落ちてきたのは声の主 夏は、予感も与えてくれずに過ぎていく 気付けば秋になってて、それは死という形でセミには訪れる。