金のかかる脳みそ

兄と電話したから前のぶちぶちblogになったんだけど、本線以外の話も中々面白かった。
自分の趣味は何だろうとか、仕事どうすんだとか彼女欲しいとか欲しくないとか結婚とか。
趣味ねぇ、音楽鑑賞?読書?ざっくりだなぁ。
でも楽しいのは頭の中でくだらない事
(好みの女の子のタイプの話とか、響きのいい言葉とか、理想の生活をどう実現するか、理想って何か、社会って何だろう、文化って何か、人って何だろうとかいろいろ)
にひたすら思いを巡らせる事だったりなんだよね。それが趣味なのかな。
でも、外から自分を満たす事も楽しいから音楽聴いたり、本読んだりぼけっとしてるんだよね。
なんか、物事の上流に上流に行こうと考えを巡らせて、
自分からこぼれて落ちた原因と外から注がれた要因を結んで、
足場を固めようとしながら泥沼を作って、背負ってるんだよね。
あれ、なんか何書こうと思ってここに来たんだっけ。。
あ、そうそう。最近買ったモノの感想やら何やらを置きに来たんですよ。
はい、まずこれ、
BRUTUS ( ブルータス ) 2010年 3/1号 [雑誌]
「日本のロック愛」特集ですね。うん、いいね!
ロックって何よ?と思って読んだ人には、より大きなカオスが訪れることでしょう。
自分の中にロックの捉え方があってこその「ロック愛」この人はこう捉えるんだなぁとか、
今活躍してる人の歩みを「ロック」の位置から見るとこんな展開ができるよ!みたいな特集です。
ロックは多様性だ!その人の愛に基づく正義だ!と思ってる僕は、この雑誌自体がロックだ。そう思えました。
はい、次!
THE GROOVY 90'S~90年代日本のロック/ポップ名盤ガイド
90年代日本のロック/ポップ名盤ガイド!
名盤と呼ぶのは勝手だが、普通のリスナーから言わせりゃ関係ない!
好きなのは好き、苦手なのは苦手!いつ聴いてもグッとくるのはそう多くないぜってことだね。
でも、時代の流れを意識して音楽を感じることはエキサイティングな体験です。
当時の衝撃を想像しながら読むと、ニヤリとしてしまいます。
はい、次!
アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)
アオイホノオ、漫画の漫画です。
すごくいい。主人公に同調しながら読めます。
自分に才能があると信じきってるけど、何をしているわけでもない主人公。
才能を持っているクラスメイトをそう簡単に認めはしない、自分は何もしていないけど。
現実の厳しさを見せつけられるとすぐに折れる。自分に言い訳。でも、才能があると信じてる。
でも、熱い、ひたすら熱い。実在の人物(庵野秀明とか)が登場するから妙に説得力がある。
むしむしした空気感、時代感が主人公の焦りと重なって、おまけに自分にも重なっちゃう。
こんなに後ろ向きで情けないのに、読んでると前向きになれる不思議な漫画。
はい、次!
弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)
弥次喜多in DEEP映画化もされてるけど、古本屋で見つけたので買ってみたら、
いいね!しりあがり寿、一言で言えば夢を観ているような漫画で済んじゃうんだけど、
カタさ
安部公房つげ義春しりあがり寿
の印象、夢を作品に落としこんでいく事は輪郭がぼやけたものを形にするわけだから
難しいんだろうけれど、すごく解りやすく受け手に届いてくる。
しかも、クドクなく。
全巻揃える事にしました。
はい、次!
音楽堂
やっと音楽、矢野顕子「音楽堂」
久しぶりの弾き語りアルバムなんだって!エンジニアの吉野金次さんとの再タッグ!
この辺の話は、すごくいい話なんだけど、それはあくまでサイドストーリー、
聴いてる側には本来関係ないことなので、あえてスルーします。
別にそこの話がなくったって、いいんだもん。
くるりのカバーが2曲入ってるのも、か、関係ないもん。
歌詞がね、響くんだわ。歌詞カードがね、いいんだわ。
ちょっと怖くなる、矢野顕子の狂気に触れた気がした。
はい、次!
WORLD
清竜人の2枚目のフルアルバム「WORLD」二十歳だって!これで。やだね、才能ってやっぱりあるんだね。
声の湿り気がいい。言葉、歌を歌ってる感がスゴイ迫ってくる。歌ってる内容は若いなぁって思うんだけど、切実なんだよ。
ここまで熱をもって真剣に歌えるのは貴重だと思う。息の入った声には心を揺さぶられるんだよね。
その人の思いがしっかり乗ってる。
「痛いよ」は聴いてるこっちも痛くなるんだもんな。




とりあえず今日は以上!