コンセプト

けいおん!!ね。
楽曲の良さが完成度の高さに〜みたいな話を聞くけど、そこら辺は正直あまり良くわからなくて、一期二期通して観ていたから贔屓目も手伝って良く感じるんじゃないかなと思うところもあります。単純にカッコイイと思える曲ももちろんあるし、アニソンの括りを気にせずに聴けるっていうのがその評価の高さに通じているのでしょう。ただ、ポイントなのは「けいおん!」として曲ができるのは女子高生が軽音楽部で活動した中での成果物であるということ、放送された話だけでなく、彼女たちの生活が見えないところで動いていたという実感が強く感じられるところにあると思う。歌詞もイメージとしての「女子高生らしい楽しさ」に溢れているし、曲調も底抜けに明るくて軽やかな印象を受ける。本当に楽しそうで、キャラクターのらしい部分をみせるためにその声で歌わせちゃった大人たちの嫌な部分を感じづらい。今にもそのまま笑い出しそうな声や、落ち着いた風な声が適度な稚拙さを演出しているのはエライなと思う。声優の女子高生を演じてる感がぽろぽろ出てきて、むず痒くて良いです。「天使にふれたよ!」はホントに良い曲だな…。